MSDE2000インストールについて

仕事で久々にSQL Serverを使用することになりました。
バージョンはSQL Server2000 SP3aです。
なお、フリーのMSDE2000(Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine)を使用することに。
MSDE2000は、SQL Server2000の無償版ですが、
GUIツールが無い。
・データベース容量が2GB。
 ただし、1インスタンス2GBのため、複数インスタンスを作成することにより、
 2GBを超えるようにすることも可能。
・メモリ使用量が最大1GBまで。例えマシンの使用メモリに余裕があっても、
 1GBとまでとなる。
の制限があります。
(他にも制限あるかも)

インストールの仕方。

1.インストールファイルをダウンロード
 https://www.microsoft.com/japan/sql/msde/downloads/download.mspx
 からダウンロードページに飛び、インストール用ファイルをダウンロードします。

2.インストールファイルを解凍する
 ダウンロードしたJPN_MSDE2000A.exeを任意のフォルダに解凍します。
 ここではデフォルトのC:\MSDERelAに解凍します。


3.MSDE2000インストール用の設定ファイル(setup.ini)の編集を行う。
 C:\MSDERelA\setup.iniから認証モードの設定とシステム管理者用パスワードの設定を行います。

 3−1.認証モードの設定
  Windows認証の場合は何も記述する必要はありません。
  混合モード(Windows認証とSQL Server認証)の場合は、
    SECURITYMODE=SQL 
  と記述します。

 3−2.システム管理者用(SA)パスワードの設定
  これは認証モードがWindows認証でも混合モードでも必須の設定になります。
  この設定を行わない場合、インストールに失敗します。
  SAPWD="password"
   という設定の仕方になります。

混合モード、SAパスワードがhatenapassとする場合のsetup.iniの設定内容です。

[Options]
SECURITYMODE=SQL
SAPWD="hatenapass"

インストール後に、正常にインストールが行われたかを
サービスに「MSSQLSERVER」があることで確認し、サービスを開始します。


サービス開始後、コマンドプロンプトから

>"C:\Program Files\Microsoft SQL Server\80\Tools\Binn\osql" -Usa -Phatenapass

と入力し、問題なくSAユーザでログインできることを確認します。
ログインできた場合には

1>

コマンドプロンプトに表示されます。

MSSQLSERVERサービスが起動されていない場合は、

[Shared Memory]SQL Server が存在しないか、アクセスが拒否されました。
[Shared Memory]ConnectionOpen (Connect()).

と表示されるのでログイン前にサービスを起動し忘れないように注意して下さい。

ここまでがインストールの流れになります。